-私について

武雄市の山深く自然豊かな環境で、工務店を営む両親を見ながら育ちました。

物心つく以前から、自然に触れ、素材に触れ、ものづくりに触れてきました。

部屋の秘密基地は毎日のように増改築を繰り返していました。私の空間づくりの原点でもあります。

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-屋号について

「宮原屋」という名前には、”モノだけを売るのではない”というポリシーから来ています。

大量生産され、消費され続けていく昨今の社会で、ものづくりの技術やノウハウの価値が認識されづらくなっていると感じています。単なる懐古主義ではなく、そこには、人間を豊かにできる確かな価値があるのです。

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現在進行形で、それらの価値も工業製品によって、さまざまな代用品が生まれています。しかし、本当に豊かな暮らし、景観、空間は、それらの価値をコントロールできる人間によって生み出されます。

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私は、私自身がいわば商品だと考えています。空間を作ろうとする人、使う人、いろんな思いを、空間の提案によってつなげようとする働きを、「宮原屋」には込めています。その活動を通して、人間が積み上げてきた技術や知恵、古くていいもの、残っているもの、それらの価値を現代の空間に落とし込んでいき、豊かな暮らしをつくることを目指しています。